スタッフからのコメント Staff Comments
労働者派遣事業には、特定労働者派遣事業と一般労働者派遣事業の2種類があります。
「特定労働者派遣事業」とは、その事業の派遣労働者が常時雇用される労働者のみで構成されている派遣事業です。
「一般労働者派遣事業」とは、特定労働者派遣事業以外の労働者派遣事業です。すなわち臨時・日雇など常用の労働者以外の労働者も含めて派遣労働者とする場合です。この場合は、派遣労働を希望する者を登録しておき、派遣する歳に、登録者の中から条件に合致した労働者を採用して派遣する登録型が典型です。
派遣労働者を受け入れることを決めたら、どこかの派遣会社に派遣を依頼することになります。
派遣会社を選定するにあたって、重要なことは、その会社が労働者派遣法に基づいて届出(特定労働者派遣事業)しているか、または許可(一般労働者派遣事業)を受けているかをしっかり確認することです。
具体的には、届出受理番号または許可番号を確認するほか、公共職業紹介所に問い合わせるとよいでしょう。
選定にあたっては、次のことに留意するとよいでしょう。
1 堅実な経営内容と実績をもった会社か。
2 仕事の内容にマッチした会社か?人材の層の厚さ、ノウハウの蓄積などからみて、その分野を専門にし、得意としているか?
3 派遣労働者の教育訓練を日常的、計画的に十分行っているか?
4 派遣労働者の労働条件、福利厚生の管理を適切に行っているか?
5 派遣事業を行う上で必要な事項(指針)が示されているが、この「指針」にある派遣元事業主が講ずべき措置(就業条件の確認、労働・社会保険の適用促進など)を適切に行っているか?
6 派遣会社の営業担当は派遣についての知識、経験が豊富で、常に誠意をもって適切に対応しているか?
7 トラブルへの対応や苦情処理体制は十分か?
8 派遣料金は、雇用計画に照らして妥当なものか?