Vol.7

 早いもので今年も残すところあとわずかとなりました。そろそろ年賀状を書かないと・・と思いつつ、業務に忙殺されている今日この頃です。

 ところで皆さんは、褒められるのと叱られるのとどちらが好きですか?私は叱られるより、人から褒められた方がやる気も元気も出てきます。ほとんどの人が叱られるより褒められたいと思うのではないでしょうか。
 自分が褒められたいということは、自分の身の回りにいる相手も褒められたいはずです。ところが、自分の身近にいる人を褒めてあげているかと聞かれると「あれ、いつ褒めたっけ?」と思い出すのに時間がかかります。皆さんのお宅では、子供に向かって「宿題は終ったの?」「お風呂はいつ入るの?」「さっさと片付けなさい」「いい加減にテレビを消しなさい」、夫や妻に向かって「また飲みに行くの?」「きちんと掃除しろ」「家事ぐらいまともに出来ないのか」「少しは子供の面倒見てよ」なんて言葉は聞かれませんか?

 企業人が部下を動かす手法に、長所伸展法というのがあります。とかく上司は部下の欠点ばかりが目に付いて、「ああした方が良い」「ここをこう直せ」と言いたがりますが、それよりも効率よく欠点を直す方法は、欠点には触れないで長所を伸ばすことだと言われます。長所を伸ばせば、欠点は気にならなくなって、そのうち欠点さえも長所に変わってしまうのです。つまり人を指導するコツは、欠点が目に付いても決して指摘しないことだとも言えます。人の欠点を指摘しないというのは、時に我慢を要します。特に、私たちは他人の欠点なら20でも30でも挙げることが出来ますが、長所となるとなかなか探し出せないものです。
 もちろん、基本的なルールやマナーについては、その場で注意することが必要となりますが、それ以外のことは目をつむることが重要なのです。

 社員や家族のモチベーション(動機付け)を上げるのには大きく分けて2通りの方法があります。
 @お金や物を使う(プレゼントをする、報奨金)A褒める
 @はもちろんお金の掛かる手法ですが、Aは少し努力すれば全くお金は掛かりません。しかし、意識していないと続けることは困難です。褒めるのにはタイミングよく、その場で褒めないとならないので、慣れないうちは、褒める言葉をあらかじめ準備しておく必要があります。
 以前、私は、子供の長所を紙に書き出し、今度あんなことをしたらこう言って褒めようといくつかの言葉を準備していました。そして良いことをしたら何時でも褒めることの出来る態勢を作って待っていたのですが、なかなか良いことをしない(笑)寝転がってテレビに釘付け、宿題をしないで風呂にも入らない・・・口から出てきたのは「☆◎*#×○◆@etc・・」でも、最近は努力の結果、良いことをした時は、褒めちぎることが出来るようになりました。

 褒め言葉は会社の中や家族の間の潤滑油です、上司から部下へ、部下から上司へ、同僚へ、親から子供、子供から親へ「プラス発想」に満ちた褒め言葉が発せられるようになると雰囲気もよくなり、みんなが気持ち良くなることでしょう。
(2004.12.10/A.Tanaka)